青柳町の公民館にあるとの情報でしたが,正確には龍蔵寺町公民館でした。
県道75線からの入り口が分かりにくく,通り過ぎてしまいました。Uターン
し,今度は慎重に狭い道に入りました。ゲートゴルフ?のスティックを丁寧
に磨いている高齢者集団,仲間作りと健康作りに役立っていることでしょう。
あいさつもそこそこに公民館裏を目指しました。安住の地が,日当たりの悪
いところでお気の毒です。

今回の石仏探訪の中でもとびっきりのものです。注目マークが二つついても
おかしくないものです。破風・菊花紋・注連縄・そしていつものパターン
(肩を抱き合い,手を携える)です。宝暦14(1765)年,御年254歳です。
それにしても保存状態が極めていいです。二重の破風,外側を短く内側を長
く,きちんと計算されています。そして破風のど真ん中に菊花紋です。長寿
(子だくさん)を願う印です。注連縄もきちんと彫られ,ご丁寧に左右に分
かれています。中央の丸い突起物は?ウーン,なんなんだろう。さて男神で
すが,ちょっと外側を向いていますが,口元は緩んでいるように見えます。
なにかブツブツものを言っているのかも知れません。対して女神は…。こち
らはやや戸惑った表情にも見えます。「そんなこと言われたって私…」てな
ことでしょうか。何か戸惑いと喜びが混じり合っているかのような複雑な表
情です。女心がときめいているのか,それとも…。

前橋市・龍蔵寺町公民館<https://www.mapion.co.jp/m2/36.42271338032189,139.07021460981457,19>

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