No.764と同じ石工の作と見ましたが,どうでしょう。但し,こちらの方
は○○が安く値切られ,手を抜く所は手を抜いているような気がしない
でもありません。そしてどういう経緯か分かりませんが,雙玄寺と言う
お寺さんの境内に置かれています。このお寺さん,寺宝は”六地蔵”…
この世とあの世の境にあって,人々を地獄の苦しみから救う仏様…でし
て,何と1544年作と彫られているそうです。

この石工の持つ技量は,先に述べたとおりです。何と言っても優しいお
顔に代表される温和な石仏を彫っております。No.764もそうですが,お
二人の間の彫りが何を意味しているのか,私にはよく分かりません。肩
に回すときに袖口がこのようになるのか,お分かりになられる方,是非
お教えくだされば幸いです。悪口を書いたようですが,女神の衣の線の
優美さは,やはり石工手を抜いていませんね。

北橘・八埼(雙玄寺):<https://www.mapion.co.jp/m2/36.487712429854184,139.02455804796943,17>

拡大画像