群馬県には,(ポイントが分からない・移動している・盗難に遭って
いるなど)まだまだ未撮影のものがたくさんあります。今後どれほど
リカバリーができるかどうか分かりませんが,あと1・2回位にして
おきたいと思っています。今回の道祖神探索は,数は少ないものの点
と点の間があります。走行距離も大きく伸びました。

資料を見ても大雑把な場所しか分かりません。しかも舗装はされてい
るものの典型的な過疎地,とにかく人の姿を見ることは滅多にありま
せん。ナビも細い線になっています。これまでの経験+勘でしょうか,
随分登ってきました。左に細い道が見えたので路肩に車を止めて,坂
を上がっていきました。が,石仏はあるものの馬頭観音などです。ウ
ーン,ふと坂の上を見ると小さな看板がありました。<双代道祖神80
m>とね。が,矢印の先は草だらけ。車に戻りカメラを持って,草の中
を行きました。途中で下に降りていく旧道?何本もの木が倒れていま
す。ありました!

まずは恒例となっている礼拝から。次に像をじっくりと観察・撮影と
移っていきます。柔らかい石にもかかわらず,保存状態はいい方です。
非常にシンプルな彫りですが,両神のお顔を見れば,石工の力量が分
かります。顔以外はどこをとってみても素朴そのものです。男神:嬉
しそうではありませんか。女神:負けてはいません,とっても嬉しそ
うです。女神の被り物も豪華です。身体もピッタリとくっつけ,互い
の温もりを感じているのでしょう。

黒保根・上田沢<https://www.mapion.co.jp/m2/36.54588033091907,139.28664205519612,16>

拡大画像