草津街道から分かれ,わずかな水田を越すと森林です。林道を走ります。
心得として,電柱を観察します。電気が通っている+電話線,間違いなく
この奥に人間が住んでいる。しかし人家が見当たらない。あったと思った
ら,相当傾いた公民館?一応目印を発見,もう少しだ。林道を50m程走る
と,左前方に???ピンポイーン!ここまで来ると,はるか前方に人家が
見えました。しかし,静寂の地です。

今までの経験か言いますと,得てしてこういった部落には素晴らしい道祖
神があるものです。盗難の恐れはないのかしら,ただ地面に置いてあるだ
けです。女神,男神にお酒を注ごうという言う気持ちは,さらさらない?
不機嫌に外の方を見ています。「この酒飲みが…」「注げば,あるだけ飲
んでしまう」とでも思っているかのような表情です。惨めな男神,こちら
を向いて「ねえ女神の不機嫌さを直してくださいな」とでも言いたそうで
す。それにしてもお召し物の曲線が実に美しい。お揃いのコートのような
ものをめされ,どちらも足が見えません。これも珍しいものです。

東吾妻郡大戸<https://www.mapion.co.jp/m2/36.50180573236697,138.7904977605264,15>

拡大画像