これは前回見付けられなかったものの一つです。今回は,飛び込みです。
幸いなことにおばあちゃんがご在宅,用件を伝えました。「分かりにくい
所ですから,一緒に参りましょう。」と,ありがたい言葉です。歩きなが
らお話を聞いていると,最近も沼田市から団体さんが見学に来たと言いま
す。急な坂道を上り,お墓に通ずる細い道の端にありました。

お互いに肩に手を回し,男神は目が胸にそっと手を伸ばし,女神は男神の
帯近くに手がいっています。先にも書きましたが,道祖神の本来の目的が,
時代のともに少しずつ変化してきているように思えます。一応子孫繁栄の
部類に入るのでしょうがねえ。

撮影後,おばあちゃんとまたお話を。「あれは何という山ですか」「岩櫃
山です。大河ドラマで有名でしょ。」,NHKの大河ドラマすら見ていな
い私,少々恥ずかしかった。「お勝手から,あれが見え,季節毎に山の色
が変わっていくのが楽しみです。」と,おばあちゃんいいこと言われます。
一期一会のおばあちゃん,「お元気で!」と言ってお別れしました。

東吾妻郡厚田<https://www.mapion.co.jp/m2/36.543591863488125,138.80360303377137,18>

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