六合村の各々の部落には,必ず道祖神が残っています。部落間はかなり離れて
いますが,昔から交流が盛んだったそうです。

部落の間を走る稜線,それも一番高いところに,さらに土台を築き,その上に
のっています。まさに村のシンボルです。

この石工の作品は,柔らかい石(砂岩)に彫ったために摩耗が進んでいること
が残念です。4頭身というデフォルメされた身体を彫ることが特徴で,とても
仲のよい両神です。定番の手を握り合うものですが,衣の線が美しく,わずか
ながら動きすら感じ取ることができます。また注目すべきは,(詳細は分かり
ませんが)は破風の下の彫り物,鶴が羽ばたいているようにも見えます。鶴亀
かも知れません。

<六合・引沼:https://www.mapion.co.jp/m2/36.642309241002444,138.65117845989425,17>

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