今回の撮影旅行のスタートを飾る素晴らしい双体道祖神です。時間は早朝6時
頃です。長い長い一日の始まりです。嬬恋役場裏付近の神社ですが,国道から
は見ることができません。もちろんナヴィは役立ちません。古くからある街道
沿いの部落です。一歩中に入れば,狭く曲がりくねった道ばかりです。余りに
早い時間ですから,新聞配達の人以外に人影はありません。自力で探し出すし
か方法はありません。神社を見付けたのですが,駐車場所はありません。道路
に駐車(何という横着),急な石段を登り詰める少し前,大きな杉の木の下に
ありました。逆光です。三脚をセットして慎重に撮したつもりが…。

幣,久し振りです。これだけで諏訪信仰に結び付けることができます。また,
石工は信州の方ではないかと思います。少々摩耗し,お顔の表情が分からない
のが残念です。が全体的に眺めれば,ただの石工の作とは思えません。前
(No.710)にも書きましたが,またしても女神の裾の部分に理解できないものが
彫ってあります。幣の下で仲良く並ぶ両神,素晴らしい作(1795年作)です。

<嬬恋村・大前神社:https://www.mapion.co.jp/m2/36.515297191623304,138.5254043147854,18>

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