探索の難易度があるとすれば,これは最高難易度の部類に入ります。分から
ず柳田の部落に進入,緩やかな狭い道が続いています。ここでもUターンを
するのに一苦労です。JA職員の方が軽自動車でスイスイと登ってきました。
お聞きすると,「恐らくもっと下の方では?」とのこと。車の両側を生け垣
の枝が…。ちょっと広いところに出てきて駐車です。もう歩いた方が賢明で
す。飛び込みで聞くと,???。ここまで来たらもう一軒飛び込みです。出
かけようとするご婦人を(強引に)呼び止めました。ピンポーン!「うちの
畑の隅にあります。」とのことです。ついて行くと,先程通った道です。し
かし,大きな石です。栗林の隅です。写真を撮っている場所は,隣家の敷地
ギリギリです。回り込んだら道祖神と分かりました。誰がこの道祖神をお参
りするのでしょうねえ。栗林の端で隣家方向を向いています。疑問は尽きま
せん。しかし,栗林の持ち主,きれいに雑草を刈ってあるのには感心しまし
た。

長い前置きで本文はちょっぴり。まずは,この近くでは滅多に見ることがで
きない堂々とした破風に目が行きました。凝りに凝った作りです。さらに上
方は雲でしょうか?菊紋もしっかりと彫られています。女神の持つ酒器の大
きいこと,男神の杯の大きさでは何度注がなければならないかと,ついつい
余分なことを考えてします。衣装も豪華に彫られていますが,肝心要のお顔
が…。どうして目と眉がつり上がっているのでしょう。怒っているように見
えてきます。沢渡温泉入り口で見た(No.712)が懐かしく思い出されます。や
はり笑顔で楽しそうな彫り物が好きです。

<中之条・柳田:https://www.mapion.co.jp/m2/36.60233358354352,138.87652156804006,17>

拡大画像