を付ける理由は，いくつかあります。○彫りがいい ○保存状態がいい ○珍しいもの ○その他総合的に見て印象のよかったものなどが挙
げられます。この双体道祖神は，最初の二項目が当てはまるような気がしま
す。白苔に覆われていますが，保存状態がいいし，丁寧な彫りです。ファイ
ンダーで部分部分を見ていても，その美しさと巧さに惚れました。
10代後半の神様でしょうか，お互いに内側を向いている姿もいいですね。い
つもですと足下まで彫り刻むのですが，自然石の凹凸を生かし，敢えて省略
しているのも石工のセンスの良さです。お鏡餅（失礼）のような髪を結った
女神，少々下ぶくれのようにも見えますが，これが当時（1749年作）の流行
であったのかも知れません。男神，若いのにもかかわらず温和で知的なお顔
と見ました。石工の技の高さ・確かさを感じました。
＜中之条・馬滑：https://www.mapion.co.jp/m2/36.63514227218537,138.8435196683254,16＞
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