どうしてこのような場所(水田のあぜ道)に道祖神があるのか,不思議でた
まりません。

この道祖神,大変に古いもので1696年作(軽く300年を越しています)です。
こういった古い時代に作られた石仏が,今に残る。しめ縄がかけられている
のは,当たり前のことか?!部落の人に聞いてみても,皆さん1696年を覚え
ておいでです。まさに部落の宝です。周りの水田を見守り,今年も豊作であ
るように見守っていてくれるのでしょうねえ。

先の中村の道祖神よりももっと極端で,肝心要の双体道祖神は,下手をすれ
ば雑草に隠れてしまうのではないかと不安になります。両神の間が空き,ま
っすぐに正面を向く,初期の頃の双体道祖神の特徴です。300余年の風雪に
耐え,人々を見守ってくれている神様,素晴らしいですねえ。

<中之条・白久保:https://www.mapion.co.jp/m2/36.61696574458581,138.83668539975645,17>

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