沢渡温泉に至る道中に同じ石工の作が,三体あります。姉妹編とも言うべき
か,実によく似ています。その一つは,No.36で書きました。ご参照くださ
い。

ところでこの双体道祖神,とんでもない所に祭られています。沢渡温泉に至
る道は,今でこそ素晴らしい舗装された走りやすいものに変わってきていま
す。そして旧道は(何十メートルもある橋桁の下)細道で,現在せせらぎ遊
歩道になっています。が,誰も散策しないのか,石はごろごろ雑草は伸び放
題,これでは遊歩道の名前が泣きます。啼くのは野鳥だけか?!

カメラ・三脚を肩にかけ,黙々と雑草を避けながら進みます。「本当にある
のだろうか」と不安が脳裏をよぎります。雑木林に入って,光が弱くなりま
した。かなり歩きました。右カーブの右手に祠が見えました。正面に回って
みると,やはりそうでした。よかった。(カメラには)手ぶれ機能は付いて
いるものの信用していません。晴天で光のある場所以外は,いつも三脚を使
います。それにしても立派な祠です。柱も屋根もお金がかかっています。が,
一体誰がこの道祖神を拝みに来るのかしら?道を整備して欲しいものです。

<中之条・前尻:https://www.mapion.co.jp/m2/36.617801046108724,138.76573560690434,16>

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