地名”桜の木”とは,何とも日本らしいではありませんか?

下調べをする際,”日本の古本屋”で購入したものを使います。何人かの先人
は,この双体道祖神を絶賛されていました。が,前回の沼田探訪の折にも訪れ
ることができませんでした。沼田市と渋川市(旧子持村)の境にあります。三
国街道(国道17号)という,終日交通量の多い道路から少し入ったところにあ
ります。沼田市方面から来ましたから,右折が大変です。カーブを回り切った
ところを右折するわけです。他車には迷惑この上ない車です。それに100%の
確信があっての右折ではありません。

緩やかな左カーブ,低速でキョロキョロ,難なく見付けることができました。
が,Uターンをする場所が…。ああまた前のバンパー下部が,ガリガリ…。周
りは雑草が生い茂り,まずは撮影準備です。と言っても鎌で雑草を刈るわけで
なく,ひたすら踏みしめる単純作業です。左側(1740年作)の摩耗は激しく,
右側(1809年作)は完璧です。堅い石に彫られたことが,このように長年の風
雪に耐えてきました。

破風の曲線の美しいこと,そして中央にはおきまりの菊花です。これで意味が
分かります。そして何より女神が心持ち男神方向に身体を向け,微笑みをもっ
ていることです。一生共に生きていく伴侶に出会った幸せを感じているのでし
ょうか?これをお読みの方も,そのようなことを奥様に思われていると思いま
す。我が家には…。

<子持・桜の木:https://www.mapion.co.jp/m2/36.57307385858234,139.04734073133878,18>

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