おじいちゃんが親切にも箇所の道祖神の置いてある場所を教えてくださいました。
ありがたいことです。いつもながら狭いアップダウンのある小道を恐る恐る運転
です。大きな木の下に庚申塔と共に置いてありました。

白苔に覆われていて見辛いですが,かろうじて裾野長い衣装だと分かります。そ
れも相当立派な代物と見ました。これでお顔の表情が残って判別できたら,二重
丸の道祖神ですが…。それでも目をじっと凝らして見ていると,衣装の彫りは相
当繊細なものです。例えば,女神の袖の細い襞を見てください。大変に美しい線
です。そして幾分か男神に傾いた幣,これも諏訪神社の影響でしょうね。分から
ないのは,女神の上に彫られた大小三つの宝珠(タマネギの頭に似ています)で
す。持つものが浮かんでいます。一つで良いものが,三つも。さっぱり分かりま
せん。

<高遠・山室久保:http://www.mapion.co.jp/m2/35.848152323607245,138.09979675277952,17>

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