藤原地区を回り,新治地区に移動しました。すれ違う車もほとんどなく,山越え
です。途中立派なトンネルのおかげで,峠越えも楽なものでした。最初のポイン
ト”十二社”で大失敗(後から分かりました!),それに気が付かず二番目のポ
イントが,これです。目印は何もありません。民家も視界にない場所,それも道
路から少し入った杉林にあります。スギ花粉症の人ならば,卒倒する場所です。

まるでブドウの房のような紋章(?),簡素な破風だけにここだけが妙に気にな
ります。両神ともに目尻が多少上がっています。No.668の童形と違います。もう
初老の域に入った二人です。倦怠期なのかしら,お互いの視線は外側を向いてい
ます。男神は,定番の杯を持っていません。きっと飲み過ぎて女神から取り上げ
られたと思っています。仕方がないから女神の方に手を伸ばすと,しっかりと握
られ侵入できず,ふてくされている?飲み過ぎなければ,手に持っているお酒を
もらえるのにねえ。女神は,ちゃんとお銚子を持っているのにねえ。神様も人間
も男というものは…。

<新治 寿老人神社付近 http://www.mapion.co.jp/m2/36.74476476667007,138.89587638828885,16>

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