年末年始,断続的に姉妹編”石仏の世界”に取り組んでいました。その折,ふと
不安が横切りました。一生懸命思い出そうとしましたが,何せ4年前のこと確か
な記憶は蘇りませんでした。そこで丁寧に”石仏の世界”,そしてこの”石仏の
美”を振りかえってみました。が,ない!大失敗です。写真を見て必死で思い出
そうと試みています。少しずつ少しずつ思い出してきました。

愛知県が誇る双体道祖神は,いくつかあります。その中の一つがこれだと思って
います。もちろん全国的な知名度はゼロに等しいと思います。が,黄色く変色し
た古い資料を基に探しました。新城の市街地から見るとほぼ真北の位置です。が,
町を出れば直ぐに三河山地が迫っています。山村と言っても過言ではないと思い
ます。

いつものごとく1軒の農家を訪ねたら,おばあちゃんが場所を教えてくださいま
した。おばあちゃんの家の横を登っていくと,大きな木が1本見えました。その
横にありました。ご覧のように立派な石祠に入っています。恐らく砂岩でできて
いると思いますが,石祠に守られ,摩耗もせず残っています。見ていると,相模
国の男女の差が判別しにくい,かつ表情に乏しいのを思い出しました。しかし,
美しい!

愛知・新城・出沢<http://www.mapion.co.jp/m2/34.94604467084628,137.5353848742723,17>

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