ここに残しておきたい気持ちが勝ちました。
実は今回の旅行で最初に出会ったのが，この石仏です。資料には観音堂とあ
りました。朝露に濡れた草の上を探しましたが，ありませんでした。タブレ
ットを開き，今一度確認すると建物の北東側のようです。畑の脇に庚申塔と
並びありました。見付けた時は，ホッとしました。何せ最初からロストでは，
先が思いやられます。
固い石に彫ってあります。見事に残っています。両神とも余り表情はなく，
そして男女の区別がし辛い彫りです。もちろん被り物から男女の違いが分か
りますが，顔だけをとってみると…。私が気に入ったのは，着物の曲線です。
確かな腕をもっていますし，帯の彫り方一つとってみても，その高度な技術
が分かります。
左側には上越新幹線の陸橋があり，随分騒がしい環境に変わりました。せっ
かくの仲睦まじい雰囲気が，高速で走る新幹線の騒音で台無しです。
渋川・川島＜http://www.mapion.co.jp/m2/36.536062284464734,138.97030232402375,17＞
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