No.644:渋川市・金井南と同じ石工の作と見ました。この石工,余程この題
材がお気に入りと思います。まさに2体は,兄弟のようです。相違点は,男
神が土器を持ち,鉾は中央に大きく長く掘られていることでしょうか?男神
は,さらに怒ったような表情になっています。それと較べて女神は,アッカ
ンベーをしているのでは?衣服の曲線の美しさは,この石工が並々ならぬ力
量をもっていたことが,よく分かります。

この石仏も道路拡張により,現在の場所(群馬高騰興行専門学校横)に他の
石仏と一緒に置かれております。前には自動車の音が,後ろには高校生の若
々しい声が聞こえます。随分騒がしい場所に移されたものです。

高崎・鳥羽<http://www.mapion.co.jp/m2/36.37605284960047,139.02497110815761,18>

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