No.619のポイントに行く途中,この石仏のポイントを確認しておきました。
採石場に出入りするトラックを避けることも考えて。また,土砂の流出を防
ぐ防護柵もあることを確認。そのために探索は容易でした。

が,この高温多湿の時期です。木々は生い茂り,草も伸び放題。恐る恐る防
護柵の中に入ると,すぐに分かりました。そして光のほとんどない状態です。
これを綺麗に撮ろうとしたら,冬の午後がベストです。車に戻り,カメラに
三脚をセットし,撮影開始です。ディジタル・カメラの長所が生きてきます。

苔が生えていて写真では見づらいのですが,左(女神)の頭の上には”馬”
が彫ってあります。まるで馬頭観音です。珍しいのは右(男神)の頭の上で
す。よく見ると”牛”です。上稲子(池之谷)は,稲子川のかなり上流に位
置しています。物資の運搬は,馬や牛を使ったのでしょう。その供養のため
に彫られたのでは?

<富士宮:池之谷:http://www.mapion.co.jp/m/35.23517973684021_138.53402574195118_8/>

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