(後から分かったことですが)正宗寺付近にあると決め込んでいたの
が,間違いでした。この前に飛び込んだ家の人にいただいた資料,よ
く頭にたたき込んでいなかった自分のミスです。

今にも崩れかける祠の中ですが,まずは立派な蓮台の上に彫られてい
ます。この道祖神,持ち物に特色があります。男神は,笏と宝珠?で
しょうか。よく分からないのが,女神の持ち物です。持ち方が,まる
でマラカスのようです。残念ながら,摩耗していてよく分かりません。
この石工も,お顔の彫り方が実に丁寧です。男神の伏せ目がちな彫り,
いいですねえ。服装はにていますが,男神女神の顔の横幅は,微妙に
違います。小さな配慮です。前帯の幅や結び目も同様,素晴らし石工
です。

<丹生川・北方:http://www.mapion.co.jp/m/36.1719282697524_137.32380861920345_8/>

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