丹生川村を奥から探索する今回ですが,最初で失敗,先が思いやられま
す。小雨が降っているためか,外に出てくる人も少ない。国道158号(一
部旧道)を下っていけば簡単…。

日向の道祖神,おじいさんに聞きましたが,良い返事はいただけません。
仕方なく神社を訪れましたが,生憎の改装中。お隣のお寺さんに車をお
いておいたのが正解でした。がっかりして車に戻ると,後方に祠が!中
を覗くと…ありました。が,鍵がかかっている!図々しくお寺さんに飛
び込み!ご住職の奥様が対応。お寺には鍵はないとのこと。が,「鍵の
管理者に電話をしたのでしばらく待って欲しい」とのこと。待つこと1
・2分,急坂を軽トラックが到着。鍵を開けていただきました。

(この石工の作品は,丹生川にはいくつも見られますが)神様の後方に
ある”幣”が,朱で塗られています。この時点では,変わった風習と思
っていましたが,他でも朱で塗られていました。

この石工の作品,まずはとってもシンプルです。衣に余分な施しをしま
せん。合わさる手も(誇張して)大きく彫ってあります。女神の被り物
も同じです。いくつかのものを較べてみて,これが一番この石工の良さ
を残しているので,採用しました。端正な顔立ち,品があります。それ
は目の彫りを見るとよく分かります。物静かな控え目なお姿,これは合
掌したくなります。

<丹生川・日向:http://www.mapion.co.jp/m/36.168821219202684_137.43661140016908_8/>

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