No.609の興奮が収まっていませんが,助手の温かい言葉に先程の部落
を目指しました。ナヴィゲーションでは,道は出てきません。方角を
確かめ,道を探しました。ありました。林道のような感じの所を走る
と,部落が見えてきました。部落に入る前に?ありました。最後の最
後までラッキーでした。またしても助手に感謝です。

まず上のものですが,1867年制作だそうです。線が薄くて見づらいの
ですが,男神は右手の笏を持ち,女神に向かって尊大な態度です。女
神,これが面白い,右手の宝珠左手に扇を持っています。女神は欲張
りです。こんな欲張りな女神は,他にはありませんでした。石工の大
サービス

私が気に入ったのは,下です。全高約40cmと小さなものですが,立体
的に彫られています。破風の美しさ・豪華さには驚きます。屋根のラ
インの柔らかく複雑なこと!幕の豪華さにも驚きます。その下に正座
し,静かに祈る両神です。恐らく男神は笏を持ち,女神は宝珠を持っ
ていると思います。

この部落も戸数は少ないですが,村人の厚い信仰心がサエノカミを作
らせてことでしょう。米子遠征,最後の最後まで楽しむことができま
した。まだまだ撮り残しのものがありますが,欲張りは禁物です。そ
れに米子は,遠い!二日間での全走行距離約1040kmでした。

<岸本町・林ケ原:http://www.mapion.co.jp/m/35.36655593197479_133.44517838075066_8/>

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