まだ残っていますが,実質的に最後となりました。地名:鼠餅
…ねずみもち…と言います。これも例のご婦人に教えていただ
きました。

部落に入り,また飛び込み。あやふやなお答えでしたが,行く
しかない。ありました。が,大きな倉庫の裏の薄暗い場所にあ
りました。これはお気の毒な場所です。何とかならないものか
しら。

再び扉を開けると,虫が…。思わず手を引っ込めてしまいまし
た。落ち着いて像を見ると,これは素晴らしい。新しいものか
と思いしや,天保7年(1836年)作だそうです。こんな立派な
ものが…。ご先祖様に申し訳ない。

これも丸彫りです。恐らくNo.598(舟津朝浦)と同じ石工の作
と思われます。この石工,どこか守屋貞治を想起させる目の彫
りですね。柔らかい曲線を上手く彫っていると思います。笏と
宝珠という持ち物もなかなか玄人肌のものです。

<上宝村・鼠餅古橋:http://www.mapion.co.jp/m/36.26600052219041_137.4008333865906_9/>

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