失礼ながら,吐中(とちゅう)とはおかしな字名です。302号から狭
い道を入っていきます。本日最後の(本当はもう一つありましたが,
行ってみたら廃村,探索できず)ポイントです。これも期待してい
ました。部落に入っていくと,おばあちゃんが…。耳が遠く、近く
に寄りお聞きしました。「ほれ,あの大きな木の下にあったような」
「ような?」「いやあるよ」と楽しい会話。

言われたように大きな木を目指し,ぐるっと道を回りました。神社
の入口に”一三夜塔”とともに置いてありました。摩耗が進んでい
ます(1815年作)。

何と言っても豪華な道祖神です。男神の持つ幣,女神の持つ繭玉,
ここでもさらに拡大画像を載せておきました。豪華な衣装に身を包
まれ,まさに晴れの姿と言った所でしょうか?堂々と正面を見据え
る男神,やや半身に男神を向きながら正面を見据える女神,石工の
確かな技と感性が生きています。

<明科・吐中:http://www.mapion.co.jp/m/36.346636295416154_137.94221243390865_8/>

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