この祠を見るだけで,部落の人達の信仰心が分かるというものです。
道祖神信仰が、今にも根強く残り,篤く敬われている証しです。頭が
下がると共に,これからも続いて欲しいと思います。ここには二体の
道祖神が祭られています。

まずは,どんなものが祭られているか…。あっと驚いたのがリンク先
です。砂岩に彫られていますから,かなり風化されています。それで
も(恐らく)200年前後前に作られたものです。ご先祖様の手厚い保
護の元,このように残っていると思います。(後注:1857年作)

この部落には,当方にもう一つ祠があり,これより古いものがありま
す。

立派な破風,手を取り合い。肩を抱き合い、誠に仲の良い神様です。
この道祖神の一番?の特徴は,破風の下の家紋です。何と二つも彫ら
れています。よく見れば,天皇家・豊臣家が並んでいるかのようにも
見えてきます。どんな理由でこうなったのか分かりませんが,とにか
くよく残っているものです。

<生坂・日岐:http://www.mapion.co.jp/m/36.411587395814436_137.93674156692555_8/>

拡大画像