御殿場の道祖神散策も終わりに近付きました。
これも地元の方にお聞きしました。新しい家が建ち並ぶ中,地元
の人の言えと思われる所への飛び込みです。それでも「麻疹神社」
とは,人を食ったような名前です。麻疹の流行に悩む村人達の知
恵で作られたのかしら。
現在は,集会所の前に他の石造を一緒に横一列に並んでいます。
これもNo.562とほぼ同時期(寛政三年)に(同じ石工?)作られ
たものと推察されます。笏を持つ男神の優しい表情,「心配する
ことはない,私が病気にかからぬよう,一生懸命祈ってあげる」
とでも言った表情でしょうか?苦しい時にこの道祖神の前に来て,
優しいお姿に接し,心を落ち着けた村人も多かったのではないで
しょうか?

<御殿場野中麻疹神社:http://www.mapion.co.jp/m/35.28341073931442_138.94279139018647_9/>

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