望月町天神には,元禄時代のころと思われる石仏が4体残っていま
す。これは唯一制作年代が分かる(元禄9年:1696年)ものです。
が,問題はここからです。画像を見ていただくとすぐにお分かりに
なると思います。斜めに写っている影,何だかお分かりになります
か?そう鉄柵です。狭いところ(約1メートル正方)に4体が押し
込められ,鉄柵で守られています。

これまでも石仏の盗難箇所にはいくつも行きました。とっても残念
な気持ちがします。さらに古くから村人が守ってきた貴重な共同財
産を心ないものが盗んでいく。それも神様を盗んでいく。これは天
罰が当たりますね。こういった盗難から共同財産を守る気持ちは理
解できます。しかし,いくら何でもこれはやり過ぎだと思います。
知恵を絞れば,他の方法が考えられたはずです。

並列合掌像,古いものの部類に入るものです。両神ともに静かに両
手を合わせ,村人や前を往来する人々を守っていてくれています。

ここで余談ですが,長野県人の悪口を書きます。ハンドルを握ると人格が変わりま
す。制限速度を守りません。前の車を煽るなんて当たり前の行為,信号も赤に変わ
っても突っ込んでいきます。ハザードを付けて道の端において撮影していたら,誠
に口汚く罵っていったドライバー,人格を疑います。「ゆとりとゆずりあい」の看
板が,聞いて呆れるドライバーが多すぎます。ハンドルを握らねば,いい人ばかり
の長野県人。

<望月町天神:http://www.mapion.co.jp/m/36.253059885083694_138.36332726727716_8/>

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