麻績(おみ)ICを利用することが多かった今まで,前回も帰路で使
いました。修那羅山詣でもまだ実現させていない私。そこをパスし
て,坂井村を探索。5箇所ほどに興味を引く石仏がありました。

この石仏,南向きの日だまりに古い摩耗したものと並んで置いてあ
りました。場所をお聞きしたのが,農作業中の老夫婦でした。私が
間違った道を登らないように,農作業の手を休めてじっと注目。
「そこだ!そこだ!」と腕を大きく振っていただけました。感謝!

顔を上げれば,もう見えるところでした。前の草を踏み,撮影準備
です。坂井村では二番目に古いものですが,できは村一番?文政10
年(1827年)作。驚きません?180年以上も前の作とは,到底思え
ません。固い石に彫ったことと,村人の手入れが原因ではないでし
ょうか?村の神様を大切にする気持ちですね。村の共有財産です。
先祖様が高額の謝礼を支払ってまで石工に頼んだものです。

注連縄から視線を下に下ろしていくと,お揃いの衣装の両神にいき
ます。が,男神だけが肩に手をやり,女神の左手は?「さあさあ,
お好きなお酒を注いであげますよ!遠慮せず,杯を!」と言ってる
ような?女神はひさごをもう傾け始めています。これは飲まざろう
得ませんな。いいなあ。

<坂井村珪石:http://www.mapion.co.jp/m/36.41906063074817_138.0905495457474_9/>

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