私にとって多くの石仏は,まさに”一期一会”のものばかりです。
(失礼ですが)武石村を再訪する機会は…。それだけに合掌から
始まり,合掌に終わる石仏巡礼の旅は,大変に貴重なものです。

近くまで行くのですが,見付からない!庭でゴルフの打ちっ放し
を練習している方に声をかけ,場所をお聞きしました。

むき出しの崖の下にぽつりと置かれた石仏。残念ながら上部は欠
けています。女神のお顔の摩耗も激しく,ここは例のインスピレ
ーションを働かすしか方法はありません。

まるで田舎の老夫婦ですね。両神ともに肩幅があり,しっかりと
した体型です。優美さからは,最も遠いものです。また身に付け
ておられるものも,相当に厚手のものです。寒冷地のものですね。

一心不乱にお祈りを捧げる両神です。左端の説明板(珍しい)に
は,長野県で2番目に古い(刻まれている石仏で)ものだそうで
す。ビックリしました。元禄8年(1695年)作

<武石村鳥屋:http://www.mapion.co.jp/m/36.29471866229229_138.24294506837467_8/>

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