また撮影旅行が始まりました。早朝より「石仏巡り」をしていますが,
どうも今回は感動を受ける石仏が…。

現在は東御市に編入されていますが,元は北御牧村八重原地区です。
私のような未熟者でも,この地域の違いが分かります。一つ一つの石
仏には,木造の祠が作ってあります。その周りには,お供え物があり
ます。この画像にも顔を覗かせていますが,だるまを供えるのも一興
です。

大変に小さな部落,部落を取り巻く道路を2周しましたが,見付ける
ことはできませんでした。困ったなあと思っていると,おじいちゃん
登場。「車を置いて付いてきなさい」と,カメラ・三脚を担いで後ろ
を付いていきました。細い細い路地を行くと,ありました。ここは特
に立派な祠です。

この石仏,宝永7年(1710年)に作られたものです。300余年,ずっと
村人達に守られ,大切にされてきたものです。年月を感じさせない作
りの良さ!顔の白いのは小麦粉を塗ったものだそうです。おじいちゃ
んに「おじいちゃんそっくり,おじいちゃんの大好きなお酒をおばあ
ちゃんは大きなお銚子で待っているようです。」と言ったら,おじち
ゃん苦笑いでした。

<北御牧:八重原:http://www.mapion.co.jp/m/36.32734355300681_138.33313284494707_8/>

拡大画像