これも苦労しました。いつも思うことですが,どうも探索には頭脳
が要るものです。私には,考える・予想する能力に欠けていると思
います。

幅1メートルくらいの道?それも葡萄畑の縁にネットで半分は見え
ない状態,探し当ててみれば,納得。やはり盗難を恐れていると思
います。No.521同様部分彩色が施されています。こちらの方がセン
スがあると思います。お洒落です。前面彩色をした道祖神で優秀な
ものに出会ったことがありません。これはこれで十分だと思います。

まるで体が一つで頭が二つ(No.3参照)のようにも見えます。彫り
そのものはたいしたことはないと思いますが,片腕だけしか見えま
せんし,衣も(見方によっては)一つにも…。確かなことは,頭と
足は二人分彫ってあることです。眉の形から見ると,お二人とも微
笑をしておられます。これだけ一心同体の様子から見ても,さぞか
しお幸せなことでしょう。天明7年(1787年)作。

<東部町東上田:http://www.mapion.co.jp/m/36.37068919424566_138.3361771333503_9/>

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