画面を見ると,コスモスの咲くのどかな風景を想像されると思いま
す。大正解です。道祖神の前の田んぼでは,今稲刈りの真っ最中で
す。天保2年(1831年)の作ですから,180年以上の長い間村人達を
見つめてきた道祖神です。

さてこれ約140cmもある大型道祖神です。自然石の形を上手く生かし,
上部が庇の役目をしています。仲良く手を取り合い,よく見ると女
神は口紅?までしてお洒落!女神の衣装の線が綺麗ですね。大変に
失礼な表現ですが,まさに村人=神様といった感がします。決して
美男美女ではありません。それだけに素朴さ・親近感を覚えるので
はないでしょうか?

<須坂市仁礼福沢:http://www.mapion.co.jp/m/36.59841464488212_138.34455332588817_8/>

拡大画像