この道祖神,捜すのに苦労しました。そして見付けたとき,木の下・
社の中・回りの柵と嫌な感じがしました。私のやっていることは研究
ではありません。石仏の撮影が主たる目的です。ですからこういった
悪条件にあうと,辛いです。それでもなかなかのものです。

これも部分的に彩色されていますが,何と言っても目が行くのは女神
の姿です。まるで浮世絵に描かれている花魁の仕草では?と,これは
飛躍しすぎでしょうか。艶やかですね。頭を後方に傾け,右手にひょ
うたんを持ち,心持ち胸元が…。本当に大人の色気を感じます。こう
いったものを彫っているときの石工のこころは?。それにしても女神
がこのような姿なのに男神の表情は,何ともさえないもの。でくの坊
かしら。

<上堀>http://www.mapion.co.jp/m/36.29214201274012_137.87634206028872_8/

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