ぱっと見て,No.52のような強引とまで言えるような迫り方とは違う
ような気がします。と言って,No.72のようなソフトな迫り方とも違
います。気弱なウサギに気丈なタヌキが迫っていることには間違いが
ない。こう言ったことは,古今東西いくつでも例を挙げることができ
ると思います。

先にも書きましたが,私はこの石工(ひょっとしたら同人物?)も下
手なものを作ったものです。それは円筒形のような頭部の作りや顔の
表情に現れています。それでも女神から迫っていく迫力を感じます。
それは腕ばかりか,前に踏み出そうとする両足の彫り方を見てもよく
分かります。まあにたにたしながら,タヌキの迫り方を見てみましょ
う。

藤ノ木:http://www.mapion.co.jp/m/36.2419613155297_137.8997170809536_8/

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